カエンタケ
ニクザキン科ポドストロマ属 Podostroma cornu-damae
撮影者:須川,山形県,2011.10.2
撮影者:須川,京都府,2012.8.7
撮影者:藪,秋保,2012.8.20
撮影者:藪,秋保,2012.8.20
- 猛毒:詳細は解説に書く
- サイズ:子実体は高さ3〜8cm
- 発生時期:夏〜秋
- 発生環境:ブナ科の木や切り株の根本など
- 県内での発生頻度:今のところやや稀であるが,今後宮城県内でもナラ枯れの被害が広がってくると普通種となる可能性もある.
- 解説:子実体は棒状,あるいは枝分かれして手の指状,赤橙色だが,古くなると退色する.肉質はかたい.本種は極めて強い毒性を持ち,食べると量や体質にもよるであろうが,致命的となることがある.現在知られているきのこの中で唯一,触って皮膚に汁が付いただけでもかぶれるため,十分な注意が必要とされ,野外でこのようなきのこを見つけても素手で触ったりしてはいけない.本種はナラ枯れが広がっている地域で発生が増えており,関西地方などでは場所によってかなりの数が発生しているようである.県内でも少ないながら発生地があることは確認されており,今後大発生が無いかどうかを観察していく必要があるかもしれない.
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